私たちが子供の頃の夏休みには【自由研究】とか【自由工作】というものが必須でしたが、今時は無いような気がします。
幼少期からの経験や体験が成人になってからかなり影響すると言われています。
スポーツにしても、勉強にしても。
私は勉強もスポーツも、あまり経験が無いので、苦手な方です。
そんな私が父親として子供たちに教えてあげれる事は、『つくる』という事。
今の時代、何でも揃っていて不便さが罪のように言われていますが、無いからつくる。
不便だから考えて工夫する。生きてゆく力そのものも弱ってきているもの一つの事実かと思います。
タオルと墨出し機を担いで4歳なのにフォルムは、ほとんどオッサン。
墨出し機(レーザー)にて基準の高さを壁にマーキングしてゆきます。
長男は小さい頃から手伝っているので余裕なのですが、末っ子はレーザーを見るのも初めて。
漫画の見過ぎなのか、この赤色のレーザーが当たると本当に切断されると思ってビビっていました(笑
脈々と受け継がれているDNAなのか、この体型。
材料を持つポーズ。血は争えないとはこの事かもしれません。
兄の指導の元、初めてインパクトドライバーの使用を許され、懸命に穴を加工しておりますが、初めからはなかなか上手くゆきません。
ゴールの見えない作業に下の子は挫折。
しかし兄は骨身に染みているのか『どこまでやったら完成するん?』と弟を構う余裕もなく黙々と作業を続けます。
弟は昼からリタイヤ。初めての割に3時間お手伝いできたので、この日は良しとされました。
千里の道も一歩から。終わりが見えないのは進んで無いから。
家づくりも1年、事情があって長い方は動き始めて数年。
しかし、念じて行動すれば必ず目的は達成されます。
夕方までかかりましたが、やり切った達成感を知っている兄は最後の掃除の時も清々しい顔をしておりました。
成功するコツはコツとコツ。コツコツだそうです。
こちらは会社のトイレへ向かう廊下です。
壁に貼ってあるPOP(展示パネル)が両面テープなので、たまに落ちたりして傷んで汚い。
画鋲を使ったとしてもし、落ちていたら小さいお子様が怪我をしてしまう。
そこで今回はアルミのアングルを利用してPOPをレールの間に差し込んだり、入れ替えたりできるようにリフォームしました。
勉強も運動も教えてあげれない私としましては、自由工作の代わりに小規模リフォームを通して、【創意工夫】と【器用さ】の経験をさせてあげれたかと思います。
しかし、それらは大人になって初めて分かる事。
子供たちにとって今は、ただの迷惑かもしれません(笑
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