さて、今回はパート3
今日は木の「背」「腹」について!
●木の「背」「腹」
表裏に引き続き、木には背腹があります。
山間部に生えている木ですが、太陽の当たる場所で木の成長の仕方が変わってきます。
日当たりが良い側は枝葉がよく育ち、その分、幹も膨らんだ形状になります。
この部分が「背」です。
反対側を「腹」と言います。
人でイメージすると、少し分かりやすくなります。
日光の当たり方で木の育ち方も異なってきます。
見た目だけでなく、年輪を見ても違いがわかります。
「腹」は、日光に当たっていた面の方が成長しているので年輪の間隔が広くなり、白っぽく「背」は、年輪の間隔が狭く、白も赤っぽくなります。
背腹の違いをお伝えした所で、木材としてどのように活用されているか見ていきます。
この、横向きの部材を「梁」と言います。
梁を加工する際には、背腹の向きが重要です。
すごく、分かりやすい画像ありました。
つまり、梁の上側を「背」にします。
木は背を凸にして反ろうとします。
屋根の重さ(荷重)を受けるのに、この凸になる性質を利用して力を受け保たせます。
梁は上を「背」にしますが、土台は上を「腹」にします。
こう言うことです。
土台、大引を支えている束が上に凸になってしますと、画像のように浮いてしまうので十分に荷重を受けれなくなります。。
木のことを知っているだけで、お家の見方も少し変わってくるのかなと思います。
設計 青木
クリエイト伸の家づくりに興味のある方は「来店予約をしたいのですが…」
とお気軽にお問合せください。