「家を建てるなら何坪あればいいの?」「広ければ広いほど良いの?」
家づくりを始める際に誰もが悩む「家の広さ(坪数)」の目安について、専門家の視点から具体的な考え方と、失敗しないためのチェックポイントを解説します。

家づくりで使う広さの単位は「坪」「畳」「平米(㎡)」の3種類があり、1坪=約2畳=約3.3㎡と換算されます。
かつては40〜60坪程度の家も多く見られましたが、現代では30坪前後が一般的です。
特に、都会では土地が高いため狭小住宅が多く、地方では比較的広めという地域差の影響もあります。

あなたの家族に本当に必要な坪数を知るには、まず間取りの構成から逆算するのが確実です。
例えば、4人家族の場合、LDK+主寝室+子供部屋2つ(+予備室)が標準的な構成となります。
部屋ごとの広さは、主寝室・子供部屋ともに6畳を基準とするケースが多いです。
ここで役立つのが「間取り係数」という考え方です。
これは、「すべての部屋の合計畳数 × 1.5〜1.8」でおおよその総面積を算出するという方法です。
収納を重視するなら係数を1.7〜1.8に設定するのが目安となります。
例えば、合計44畳の部屋が必要な場合、係数1.8をかけると約80畳となり、これを坪数に直すと約40坪が理想的な目安となります。
家の広さを考える上で大切なのは、同じ坪数でも設計や間取りによって、広くも狭くも感じるということです。
例えば、愛媛県でのLDKの広さの目安は20畳程度とされますが、広めを好む方には22〜24畳も人気です。
しかし、弊社の社長宅の例では、16畳LDKでも吹き抜けなどの工夫によって開放的に見せています。
SNSやYouTubeで見る家は、広さを強調する撮り方をしていることも多いため、映像と現実の違いを理解しておくことも重要です。
坪数にこだわるよりも、無駄のない設計や空間の使い方次第で快適さは大きく変わります。

家づくりの第一歩として、まずは自分たちに合う坪数のイメージを持つことが大切です。
坪数は単なる「数値」ではなく、「家族の暮らし方」で決めるもの。
目先の価格や数字に惑わされず、自分たちに合った本当に快適な家の広さを見極めましょう。
クリエイト伸のYouTubeチャンネルでは、この坪数の考え方についてさらに詳しく、実例を交えて解説しています。
ぜひチェックしてください!
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