2026.9.14
【プロの結論】トリプルガラスとペアガラス、どちらが正解?アルミサッシはやめた方がいい?【窓・断熱の疑問を徹底解説】
こんにちは!アドバイザーの森川です。
「窓は絶対にトリプルガラスにするべき?」 「アルミ樹脂複合サッシは結露するからやめた方がいいって本当?」
家づくりの断熱性能を大きく左右する「窓選び」。
SNSやYouTubeを見れば見るほど、情報が溢れていて「我が家にはどれがベストなんだろう?」と迷ってしまいますよね。
今回は、窓の構造の違いからサッシの選び方、そして瀬戸内エリアでのプロのリアルな結論まで、「窓選びで失敗しないための知識」を分かりやすく解説します!
🪟 1. 「ペア」と「トリプル」は何が違う?基本構造とLow-Eガラス
ガラスの枚数と気体の役割
- ペアガラス(複層ガラス): 2枚のガラスの間に空気やアルゴンガスなどを封入した構造。
- トリプルガラス(三層複層ガラス): 3枚のガラスと2層のガス層によって、熱の移動を強力にブロックする構造。
どちらも現在では、表面に特殊な金属膜をコーティングした「Low-Eガラス」が標準的です。
方角に合わせて「取得」と「遮蔽」を使い分ける
窓選びで大切なのは、方角によってガラスの種類を変えることです。
- 南面の窓: 冬の暖かい太陽光を取り込む「日射取得型」
- 東・西・北面の窓: 夏の強い日差しや冷気をカットする「日射遮蔽型」
特に夏の西日は強烈なため、日射遮蔽型のガラスを選ぶだけでなく、窓のサイズを小さくしたり、アウターシェード(外付けの日よけ)で室内に入る前に熱を遮る設計が不可欠です。
🧪 2. ガラス以上に重要な「サッシ(枠)」の素材
どれだけ良いガラスを使っても、枠となる「サッシ」の素材が熱を通しやすいものだと、そこから冷気や熱が侵入して結露の原因になります。
- アルミサッシ: 丈夫で耐久性・加工性に優れますが、とにかく熱を伝えやすい(冷たくなりやすい)のが最大のデメリット。
- 樹脂サッシ: アルミに比べて熱伝導率が約1,000分の1!触っても「ヒヤッ」としにくく、結露を大幅に抑えることができます。
冷やした状態でアルミと樹脂の温度変化を比較する実験でも、アルミ部分は一気に冷たくなって結露の兆候が見られるのに対し、樹脂部分は室温の冷たさを防ぎ切るほどの圧倒的な差が出ます。
長く快適に暮らすなら、サッシは「オール樹脂」を基本に考えるのがおすすめです。
💰 3. トリプルガラス vs ペアガラス!瀬戸内エリアの最適解とは?
スペック(数値)だけで比較すれば、YKK APの樹脂サッシ「APW430(トリプルガラス)」は、「APW330(ペアガラス)」よりも圧倒的に断熱性能(熱貫流率U値)に優れています。
しかし、トリプルガラスには以下の注意点もあります。
- 費用が上がる(ペアよりコスト高)
- ガラスが3枚になるため重量が増し、開閉が少し重くなる
地域によって費用対効果は変わる!
極寒の北海道や東北エリア(1〜3地域)では、トリプルガラスを採用する費用対効果(光熱費削減分)が非常に大きくなります。
一方で、クリエイト伸がある四国・瀬戸内エリア(温暖な6地域)においては、「樹脂サッシ+ペアガラス(APW330)」でも、適切な窓の配置と日射遮蔽(軒やシェード)を行っていれば十分すぎるほどの快適性と省エネ性能を発揮します。
そのため、クリエイト伸ではコストと性能のバランスを最優先に考え、「樹脂サッシ+Low-Eペアガラス」を標準仕様として採用しています。
💡 結論:「トリプルかペアか」ではなく「家全体のバランス」で選ぶ!
「トリプルガラスにしないとダメ」「アルミ複合サッシは絶対にNG」といった極端な意見に振り回される必要はありません。
大切なのは、「住む地域」「予算」「窓のサイズや配置」「庇・軒・シェードによる日射コントロール」をトータルで設計することです。
窓単体のスペックだけに費用をかけすぎるのではなく、浮いた予算を他のこだわりの設備や無垢材、造作家具などに回すのも賢い家づくりの選択肢です。
また、今回のブログ記事の元となった動画をYouTubeで公開しておりますので、ぜひご覧ください♪
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